毎週金曜日、『わたし流生活のてつがく』と題して設計とコーディネートの仕事、家事、育児をかかえる兼業主婦として、私流生活の仕方や工夫、設計やコーディネートに対する考えをお伝えしていきます。
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ついに耐震強度偽装問題も証人喚問が行なわれましたね！
仕事をサボって事務所のTVで一日中、NHKを観入ってしまいました。
なぜ、8年もの間、70件以上もの物件で偽装が見破れなかったのか私は不思議で仕方ありませんでした。
昼時、所長と私の会話。
「姉歯氏は構造のプロであれば施工現場や、図面を見ればこれはおかしいとすぐにわかるものです。と言っていたよ。そんなに簡単な事がなぜ見破れなかったのだと思う？」・・・と私。
「だって、構造体を偽装するなんて、建設会社だって、設計者だって自分で自分の首を絞めるようなことする訳が無いだろうってこの業界の人間だったらみんな思うじゃないか」・・・と所長。
そうか、そこに盲点があったのかも・・・
普通一般に考えれば、マンションを分譲するために割安感をだすには、システムキッチンやユニットバスなど見えるところを安物にしても買いたいとは思わない。悪いことして儲けようとする人は、構造のように目に見えないところで値段を落とせば、誰にもわからず、お得な買い物と思わせることができる。そう思うに決まっているのに、そんなことする訳が無いと特定行政庁や検査機関を含む善意な業界の人たちの意識が、このようなことが長い間、疑われず続いた原因の一つだろうと、私はおもいます。
PS. 「うちの構造屋さんは大丈夫かな？」
と心配されている建設会社の方たちへ
鉄筋の数やコンクリートの量を減らしても、構造屋さんは一円の儲けにもならないことを建設会社さんが一番よくご存知かとおもいます。
構造設計事務所に大丈夫と聞く前に、現場を監理した施工管理技士さんに聞いたほうが確実な答えが返ってくるのではないかと思います。
次回12/23金曜日、わたし流生活のてつがく『後悔しない家創り』で、お会いしましょう。
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ひとりでイヤホンをして聴いてたのですが、何度も「ヲイ！そんな無意味な追求のしかたはないだろう！？」と突っ込みを入れたくなってしまいました。（苦笑）
いろいろな問題点が複雑に絡んでいて、真相究明が難しいのでしょうが、
再発防止のためには消費者も、業者や政治家、行政制度などを見る目を養わなければならないなぁと感じました。